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ダウンザホールハンマー

種類と仕様・構造

ダウンザホールハンマー

  • さく井工事
  • 基礎工事
  • 法面工事
  • 建柱工事
  • 温泉の口切工事
  • 地中熱工事
1970年代の開発スタートから幾度かのモデルチェンジを重ねてTDHシリーズのダウンザホールハンマーは進化してきました。井戸堀削等の深掘に使用されることが多いENシリーズは強い打撃力と湧水に負けない通気量を合わせ持ち、高圧コンプレッサーとの組み合わせで海外メーカー品では到達することが困難な深度まで掘削した事例が多数あります。構造も単純なため、ユーザー様自身でのメンテナンスも容易に行うことができます。
また、ブローコントロールOリングの脱着で容易に生ブローエアー量が調整できる構造も好評を得ています。土木工事や建柱工事等の大口径掘削で使用されることが多いMシリーズはコストパフォーマンスに優れ、東洋企画独自の様々なアイディアがハンマーの各所に活かされています。

特長

特長
1

φ66㎜からφ800㎜オーバーまで、幅広い削孔径に対応しています。

特長
2

TDH-250ND~600ENは独自のブローエアー調整機構を設け、深孔穿孔や軟岩削孔時に生ブローエアーの調整が可能です。

特長
3

標準のラインナップに加え、デカチャック仕様や他メーカーのビットが使用できる特注機についても対応致します。

特長
4

一般社団法人 日本建設機械工業会が発行する生産性向上要件証明書が発行できます(一部機種のみ)。

主な用途

さく井工事
シングルビットとの組み合わせで岩盤層の掘削、拡径ビットやウルトラメックスビットとの組み合わせでケーシングを連行しながら崩壊層や砂礫層の掘削に使用されます。
建柱工事
建柱車にセットして使用します。
φ100㎜~φ800㎜程度まで、さまざまな削孔径で使用されています。
アンカー、ロックボルト工事
法面のアンカー工事やロックボルトに使用されています。ダウンザホールハンマーは通常右回転で使用しますが、ロータリーパーカッションで使用できるよう左ネジのタイプも製作、在庫しております。
ソーラーパネル設置用杭工事
太陽光発電施設で、ソーラーパネルを設置するための杭を建て込む穴を削孔するために使用されます。バックホーやリーダー式マシンとの組み合わせで使われています。

仕様・構造

ダウンザホールハンマーの仕様や構造について詳細を紹介しています。
導入をご検討の方、ダウンザホールハンマーについて詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

TBH-160 TBH-120 バックハンマー(バルブレスエアーハンマー)

日本の複雑な地層における井戸掘削その他ボーリング工事は、作業者の十二分な注意の上での施工であってもジャミング等の事故と背中合わせの工事が多いのが実情です。
もしも事故が発生した場合、それを解消するためには長い時間がかかり、最悪の場合は孔内のハンマー、ロッド等のツールスが回収不能となり、さらに工事のやり直しが必要となる等、多大な費用がかかります。
このため、事故が発生した場合は迅速な対応、処理が必要となります。
一般的に事故発生の予防や回復のための投資額は大きく敬遠されがちであり、たとえ事故が解消されても投資額の割りにメリットが少なくなってしまいます。
バックハンマーは投資額が極めて少ないにもかかわらず、生み出す利益は多大なものとなります。

特長

その1

構造が単純なため、故障が極めて少ないです。

その2

形状、重量の割に打撃が強力です。(他社同等品比20%アップ)

その3

焼き付き防止機構付きです。

その4

水平で使用の場合でもピストンがデットポイントに入りにくい構造です。(もし入っても即解消できます)

その5

引き抜き、打ち込みの両方に使用できる特殊構造です。

その6

右ネジタイプ、左ネジタイプの2種類から選べます。(TBH-160のみ)

主な用途

ダウンザホールハンマーのジャミング解消

TBH-160は6”(TDH-600EN)まで、TBH-120は4"(TDH-400EN)までのジャミング事故発生時、地上のロットに接続して逆打撃を加えます。

ダウンザホールハンマーによる二重管工法でのケーシングの回収

従来は油圧ジャッキやバイブロで苦労して抜管作業を行っていましたが、接続ネジ部が切断するような思わぬトラブルが発生していました。バックハンマーならハンマーリングでケーシングと孔壁の縁を切り、スムーズに抜管できます。

オールケーシング掘りの場合のジャミング解消

オールケーシングでの深掘土質調査等の工事でジャミングが発生した場合、従来はモンケンで叩き上げる重労働を行っていましたが、バックハンマーを利用することによって楽に抜管することができます。

逆に組みつければ打ち込みハンマーとして利用できます。

 ケーシング、小径のポール打ち込みにも使用できます。

※いずれの場合も打撃方向に給圧を加え、レジューサーのネジ緩みには注意してください。レジューサーが緩んだ状態で使用すると本来の打撃力が出ません。また、バックハンマー本体の破損にもつながります。レジューサーの緩みを防止するWレンチも製作しています。ご注文時にご相談ください。

※ラインオイラー(TP0-3)を必ず使用してください。

仕様・構造

バックハンマーの仕様や構造について詳細を紹介しています。
導入をご検討の方、バックハンマーについて詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

MULTI SUPER DRILL(M.S.D.ハンマー)

  • 大口径の基礎工事
  • 建柱工事
M.S.D.ハンマーとは、小径ピストンのハンマーを複数本束ねて大きな径の削孔を行う特殊ハンマーです。従来の大口径ハンマーでは騒音、振動の問題で施工が難しかった都市土木工事等において、ダウンザホールハンマーの使用が可能になります。驚くほど低騒音、低振動ですので最近では建柱車にセットして民家のそばに電柱を立てる工事に使用されることも増えています。 これまでトリコンビットで時間をかけて掘削していた現場でもM.S.D.ハンマーなら効率よく削孔できます。

特長

その1

低騒音、超低振動で作業できます。

その2

ビットの単価、組み込まれているハンマー1台の価格が大幅に安く、ランニングコストが削減できます。

仕様・構造

M.S.D.ハンマーの仕様や構造について詳細を紹介しています。
導入をご検討の方、M.S.D.ハンマーについて詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

導入事例

ダウンザホールハンマーは様々な工事・用途で活用されています。
ここでは一部の事例を紹介します。

よくあるご質問

ダウンザホールハンマーでどれくらいの深度まで掘れますか?

掘削径や使用されるマシン、ロッド、コンプレッサー、地層によっても異なりますので一概には言えませんが、TDH-500EN+140mmビット、2.4MPaのコンプレッサーで500mの実績があります。

現場でハンマーが打撃しなくなりました。考えられる原因を教えてください。

エアーが通っている状態でしたらビットのフットバルブ破損、エアーが通らないときはスライムの逆流の場合が多いです。ロットを継ぎ足した後すぐであれば逆流の場合がほとんどです。

ダウンザホールハンマーは何年くらい使用できますか?

使用状況や保管状態によっても異なりますので何年ということは難しいですが、まずはラインオイラーから十分な量のオイルを送ってやることがハンマーを長持ちさせる1番のポイントです。

長年使っているハンマーがあまり掘れなくなりました。修理できますか?

ダウンザホールハンマーも消耗品です。長年使用するとシリンダー内部やピストンが磨耗することによって打撃力が低下します。このような状態でハンマーを使用すると、ビットチップの早期磨耗や深く掘れなくなる、掘削時間が異常にかかるといった事が起こります。ピストンとシリンダーを購入すると新品のハンマーが買えるくらいの金額となります。買い替えの時期だとお考えください。

ハンマーの消耗はどうしたら分かりますか?

ハンマーはゆっくりと消耗していきますので、なかなかそれに気付かないこともあります。Q4.で例を挙げた以外に、以下のような場合も消耗が考えられます。

  • 打撃時にコンプレッサーの圧力ゲージが上がらず、エンジン回転数も落ちない
  • 少し湧水量が増えると全く掘れなくなる
  • 2.1MPaや2.4MPaの高圧コンプレッサーではそれなりに掘れるが、1.05MPa程度のコンプレッサーでは極端に掘れない

ハンマーで掘削中にスライムが逆流して困ります。

あまり頻繁に逆流する場合はチェックバルブ(逆止弁)周りの点検をおすすめします。逆流の大半は新しくロッドを継ぎ足すときにおこります。十分に時間をかけてスライムを排出し、エアーを止めたらロッドのネジを緩める前にロッド内の残圧を素早く抜いてやることをおすすめします。一般的にはラインオイラーの出口側ボールバルブの先に残圧を抜くためのバルブを組み込みます。

ハンマーを使用するときにオイルをどれくらい送ったらよいですか?

オイルの消費量はハンマーの空気消費量1分間1㎥あたり最低約1㏄必要です。例えば、TDH-500ENを圧力10.5㎏/㎠のコンプレッサーで使用する場合、1分間あたりの空気消費量は8㎥となります。ということは、1分間あたり8㏄のオイルが必要という事です。これを1時間で計算すると8×60=480㏄となり、約0.5ℓのオイルが必要です。高圧用オイラーTPO-7Hの場合、容量は7ℓですから、1日に7~8時間作業すると考えれば満タンにしてから1日半から2日ほどでオイラーが空になるくらいのオイルの量が適量という事になります。なお、ハンマーが新しいうちや、動噴ポンプで水を送りながら掘削する際にはこれより多めに給油するようにしてください。

バックハンマーを使用中、突然打撃しなくなりました。

バックハンマーを使用している際、エアーを送ってもピストンが打撃しなくなることがあります。その場合、ピストンがデッドポイントに入っている可能性があります。1度エアーを止めて、プロテクトリングの排気口からドライバーの様な物を差し込み、ピストンを押して位置を変えてから再度エアーを送ると動き出すことがあります。エアーを入れる時のポイントはバルブをゆっくりではなく、勢いよく開いてエアーを送ることです。そうするとピストンがデッドポイントに入りにくくなります。

ダウンザホールハンマーを使用する際に必要な空気量の計算式を教えてください。

ダウンザホールハンマーを使用する際に必要な空気量は、Q={V(D×D-d×d)}÷1273500で計算できます。 Q:必要な空気量(㎥/min) D:ケーシングパイプ内径または掘削径 d:ハンマーカバー外径またはロッド径 V:風速1100~1500(m/min) ※この計算式で得られる空気量はあくまでも最適な条件の数値です。それ以下の空気量で掘削できないというわけではありません。

大型ダウンザホールハンマーの重量を教えてください。

大型ダウンザホールハンマーの重量に関するお問い合わせをよくいただくので、主な機種の重量を載せておきます。TDHシリーズのハンマーはこのホームページをご参照下さい。

  • インガソールランド DHD112W 481㎏
  • 鉱研 DD14C 850㎏
  • 利根 AD270H 550㎏ AD350H 1100㎏
  • サンドビック SD12 492㎏ SD15 941㎏ SD18 1338㎏

※ビット重量は含みません。各ハンマーの重量はメーカーカタログに記載してある重量です。

資料ダウンロード

ダウンザホールハンマーとバックハンマーの資料を下記ボタンよりダウンロードいただけます。仕様や構造など詳細をご確認いただけますので、導入を検討している企業様はぜひご覧ください。
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